麻薬密売組織同士の抗争と思われ、同様の事件が続く可能性もあるとして、出版関連の大規模な国際見本市を今週控えている同市を震撼させている。
メキシコでは前日にも太平洋岸の北西部シナロア(Sinaloa)州の州都クリアカン(Culiacan)で、2台の車から焼け焦げた17体の遺体が発見されたばかり。
26人の遺体と一緒に残されていたメッセージには、シナロアの密売組織と当局の間の合意によって続いていたとされるハリスコ州とシナロア州の平穏には、終わりがもたらされたと書かれていた。
発見された遺体は25〜35歳前後とみられ、全員男性で、大半の死因は窒息死だった。裸にされた遺体もあり、また「ミレニオ(Milenio)」と「セタス(Zetas)」という麻薬密売組織の名前が書かれた遺体もあった。
セタスはメキシコ軍の元兵士らが結成した「殺し屋」組織で、これに地域の犯罪組織ミレニオが最近合流したと報じられている。