昨年大みそかのK−1「Dynamite」で勝利した06年HERO’SのLヘビー級世界王者・秋山成勲が失格となり、試合も「無効試合」となった事を11日、K−1が発表した。
秋山は桜庭和志と対戦したが、試合直前、肌の乾燥防止用クリームを全身に塗布していたことが判明。K−1側はファイトマネーの全額没収の処分も科した。秋山は認識不足を謝罪し、桜庭との再戦を熱望した。
秋山が違反とされていたクリームの使用を認め、K−1から
(1)失格
(2)ファイトマネー全額没収
の厳しい処分が下された。
対戦した桜庭が再三、「秋山の体が滑る」と抗議。
試合直後には、秋山の体を審判団が検査したが、ワセリンやオイルは検出されなかった。そのため、試合当日は「秋山のTKO勝ち」と公式発表がなされていた。
だが、後日、桜庭から抗議文書が提出され、9日の再調査の結果、秋山が日常使っている肌の乾燥防止用クリーム「オーレイ・クエンチ・ボディローション・エキストラ・ドライスキン」を、試合直前にも塗布していたことが判明した。

ルールでは「すべての塗布物を体に塗ることは
試合翌日、元日の会見では右前腕尺骨骨折(全治約6週間)したことを明かし、「桜庭を殴りすぎて折れたと思う」と笑顔を浮かべていた。
谷川K−1プロデューサーは「故意なら、永久追放や王座剥奪も考えた。しばらく修行していただきたい」と厳しい表情で処分に加え、3月に予定されていた秋山の米国デビュー戦も“自粛”を求め、事実上、消滅となった。
また、商品ロゴの消えた秋山の右グローブの“取り替え疑惑”も浮上していたが、ビデオチェックの結果、試合前のミット打ちでロゴが削れたためで、正規のグローブだったことが証明された。

秋山は柔道選手時代の03年4月、全日本体重別選手権81キロ級を制した際にも、決勝戦の相手、アトランタ五輪金メダリスト中村兼三から試合中に「道着が滑る」と抗議された前歴がある。このときは洗剤を洗い落とさなかったことが原因とされたが、今回、ファンからも疑惑の声が噴出していた。
秋山は「弁明の余地もない。桜庭さんの目を見て謝罪したい。機会があればまたリングで闘えればと思います」と頭を下げた。
谷川氏は早期再戦は否定したが、「いつか自然な形で闘うことになる」と、今夏開催予定のLヘビー級トーナメントでの激突を示唆した。
参照ブログ:iza・やはり滑った…クリーム使用の秋山失格、無効試合に ファイトマネー全額没収 「Dynamite」桜庭戦
正式発表記事:秋山成勲vs桜庭和志戦の裁定に関する結果報告
(´・ω・`;A)K−1の事はあまり知らないので、とやかくは言えませんが…
ルールの認識不足っていうのはファイターとしてどうかと思いますよ、
戦うとはいえ相手に敬意を表して拳をぶつけ合う真剣勝負の世界なんですからもうちょっと自分に厳しく…