モナリザのまゆ毛をめぐっては、ダビンチが描かなかったとする説や、修復などで消えたとする意見があり「世紀の微笑」の謎の一つになっていた。
CNNによると、分析したのは、フランスの技術者、パスカル・コットさん。自作の二億四千万画素のカメラでモナリザを撮影し、この写真をさらに拡大して詳細に調べたところ、左目の上にまゆ毛とみられる筆跡があるのを発見した。
コットさんは、モナリザの目の周りには亀裂があり、修復やクリーニングの際にまゆ毛やまつげをふき取ってしまったと推測。「まゆ毛が一本でもあるということは、当時、まゆ毛やまつげが描かれた証明になる」としている。
コットさんはこのほか、モナリザの皮膚や背景の空が、描かれた当初は鮮やかな色彩だったと分析。分析に用いた写真などは、サンフランシスコの展覧会で展示中だ。
参照:デイリー・高解像カメラで「モナリザ」のまゆ毛発見